江戸時代から明治の初期までの約240年間、使われ続けたのが寛永通宝です。
古銭といえば「寛永通宝」というくらい有名な古銭であり、古寛永と新寛永の2つに分類することができます。
寛永通宝は全てで200種類以上あり、その価値は100円~100万円と幅が大きくなっています。
そこで本記事では、寛永通宝の価値と買取相場について詳しく紹介していきます。
古寛永と新寛永の違いとは?
江戸時代に鋳造された寛永通宝は、発行年代によって古寛永と新寛永に分けることができます。
1668年年までは古寛永(こかんえい)、それ以降に鋳造された寛永通宝は新寛永(しんかんえい)とされます。
種類ごとの文字や書体の違いは、寛永通宝の発行年代を判別する際の目安にもなります。
古寛永と新寛永の価値について詳しく紹介していきます。
【寛永通宝】価値の高い古寛永を紹介
【古寛永】浅草銭の価値・買取相場
買取相場 | 〜1,000円 |
発行年数 | 1636年 |
品位 | 銅 |
浅草銭は浅草に銭座が作られてから鋳造され始めた寛永通宝です。御蔵銭・志津磨百手とも呼ばれることがあります。
浅草銭は1つ1つの「寛永通宝」の文字の書体が違うため、書体によって価値が変わるようです。
【古寛永】水戸銭の価値・買取相場
買取相場 | 〜1,000円 |
発行年数 | 1637年 |
品位 | 銅 |
水戸の銭座で作られた寛永通宝で古寛永の1種です。
水戸銭の大量に製造されたため、現存枚数も多くそれほど価値は高くありません。
しかしまだ見つかっていない水戸銭の種類もあるとされているので、そちらであれば高値で買取してもらえる可能性もあります。
【古寛永】芝銭の価値・買取相場
買取相場 | 〜1,000円 |
発行年数 | 1636年 |
品位 | 銅 |
芝銭は江戸幕府によって銭座が設置された際に、最初に鋳造された寛永通宝です。
「通」字の之繞、「永」字などの点が草書体となった「草点」のものが多いのが特徴です。
こちらも大量に流通しているためそれほど価値は高くありませんが、母銭であれば買取価格は高くなります。
【古寛永】二水永(にすいえい)の価値・買取相場
買取相場 | 〜5万円 |
発行年数 | 1626年 |
品位 | 銅・鉄・真鍮 |
二水泳の文字はの「二」と「水」字を組み合わせたようにな「永」の字が刻まれており、これから二水永の名がついた由来となっております。
裏面の下部には「三」と鋳込まれ、鋳造年の「寛永三年」を意味しています。
江戸初期に今までの北宋銭や明銭の交換用として使われており、価値は数万円ほどとされております。
【古寛永】文銭の価値・買取相場
買取相場 | 〜1,000円 |
発行年数 | 1688年 |
品位 | 銅 |
寛文8年に亀戸で鋳造がされ、古銭の裏に「文」の字があることから、文銭と呼ばれています。
裏面に書かれた「文」の書体によって価値が変わり、最大で20万円ほどになることもあるようです。
【寛永通宝】価値の高い新寛永を紹介
【新寛永】島屋文の価値・買取相場
買取相場 | 〜30万円 |
発行時代 | 1728年/江戸時代 |
品位 | 鉄 |
裏に“文”の文字が彫られていることから、その名前となった。表に彫られている寛永通宝の文字の「通」の右側上部分が「ユ」となっていることが特徴で、ユ頭通とも呼ばれている。
島屋文には、島屋文小頭通、島屋文細縁、島屋文広文などさらにバージョンが違うものがあり、こちらは島屋文よりさらに希少価値が高く、数十万円となることもあるようだ。
【新寛永】石ノ巻銭の価値・買取相場
買取相場 | 〜1,000円 |
発行時代 | 1728年/江戸時代 |
品位 | 鉄 |
石ノ巻銭は石ノ巻で鋳造されたため、「石ノ巻銭」と呼ばれています。
裏面に「仙」という文字が書かれており、これまでに大量に見つかっております。
重揮通は、「通」の字の「しんにょう」が一つ多くひねって書かれていることを表しています。
【新寛永】正字背文(せいじはいぶん)の価値
買取相場 | 〜1,000円 |
発行時代 | 1688年 |
品位 | 銅・白銅・鉄 |
正字背文の寛永通宝とは、亀戸で発行された1文銭です。
その特徴としては、本来は裏面は無字であるはずなのに「文」という文字が書かれています。
【新寛永】下野国足尾銭の価値
買取相場 | 〜1,000円 |
発行時代 | 1741年 |
品位 | 銅 |
買取相場 | 〜1,000円 |
発行時代 | 1737年 |
品位 | 銅 |
小梅銭とは、江戸の本所小梅村、現で鋳造されていた寛永通宝です。
裏面に「小」の文字が書かれていることが特徴です。
【新寛永】松本銭の価値
買取相場 | 〜10万円 |
発行時代 | 1637年/江戸時代 |
品位 | 不明 |
信濃の松本で作られたことから、松本銭と呼ばれています。
寛永通宝としては鋳造された数が少なく、そのため現存している松本銭が少ないのが特徴です。
そもそもの数が少ないので希少価値が高く、高値での買取が期待できるでしょう。
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